良いボイストレーナーの選び方②

「一流のプレーヤー≠一流の指導者」でも、「一流の指導者は一流のプレーヤー」である


 

ボイストレーニングコラム、第二回目はこちら。

“「一流のプレーヤー≠一流の指導者」でも、

「一流の指導者は一流のプレーヤー」である”

 

 

「一流のプレーヤーが一流の指導者であるとは限らない」

これは至る所で言われている言葉です。

 

 

何かの技術や知識を得る段階で、その分野での能力の高さから、

人よりも短い時間で、人よりも少ない努力でそれが適ってしまう方は確かにいます。

 

そうやって何かを得た場合、

「これは出来るけど、“どうやって出来るようになったのか”はわからない」

という状況になるので、

 

上手くそれを人に…生徒に伝えられない、という事態が起こるのです。

 

 

ボイトレコラム「良いボイストレーナーの選び方②」

 


ですが、一流のプレーヤーが必ずしも一流の指導者ではなかったとしても、

 

一流の指導者は、必ず一流のプレーヤーであると言えるでしょう。


 

この音楽の世界で言うならば、講師は第一線で活躍し続けていることが必要だと、私は思っています。

 

 

常に多様な変化がある音楽の現場に、

第一線で関わり続けるからこそ伝えられることが必ずあります。

 

イベントやライブ会場でのマナー、向き合い方、考え方、今求められていることやその空気感、

数えればきりがありません。


そういったものを常に講師が身をもって感じておき、

その中で自身をも切磋琢磨し、


自分自身の向き合い方を生徒に見せて、初めて指導出来ることがあります。


それを持ってしか指導出来ないものもあります。

 

ボイストレーニングコラム「良いボイストレーナーの選び方②」


生徒を育て、その生徒自身が輝ける場へと導きながら、

自分自身も第一線で活動し続けるということは、並大抵のことではありません。

 

ですが、刻々と変わり続ける現代の音楽事情を考慮するならば、

その講師の努力が無くては、本当の意味で生徒を育てることは出来ないのではないでしょうか。

 

 


 

次回は

「上達しない原因はここにある!練習時間と練習方法のお話」

 

についてお話致します。

 

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