上達しない原因はここにある!

練習方法と練習時間のお話 前編



体験レッスンに来られた方から、

「何年も●●のスクールに通ったのですが、全く上手くなっていない気がします」

というご相談を頂くことが、よくあります。

 

何年も真面目にレッスンに通っているのに、

ちゃんと練習しているのに、

全く上手くなった気がしない。

 

 

その思いから、「今のスクールが自分に合っていないのではないか」と考えられて、

リューズに体験レッスンに来られるんですね。

 

ボイトレコラム「練習方法と練習時間のお話 前編」

 

実際に、講師と生徒には人間的な相性もありますので、

スクールや講師を変えることで見違えるほど上達される方もいます。

 

ですが同時に、生徒さんご自身に原因がある場合もあります。

この場合は、まず自分が変わる努力をしなければ、今以上の上達はありません。

 


 

ボイトレコラム「練習方法と練習時間のお話 前編」

 


具体的に言いましょう。

ひとつは、練習時間と練習方法の問題です。

 

そしてもうひとつは、「歌うことは簡単である」という誤解です。

 


最初にこの誤解の部分から解いてしまいましょう。

「歌うことは簡単である」、これは間違いです。

 

 

今は街中に沢山のカラオケ店がありますので、いつでも手軽に、

好きな時に好きな曲が歌えます。

 

ですが、「カラオケに合わせて音程に言葉を乗せられること」と、

「歌詞に込められた想いをメロディとして人に届けること」は、全く別のものです。

 

 

歌うことは表現をすることです。

 

 

自分の…時には自分以外の誰かが曲に込めた想いを、

歌詞と、リズムと、メロディと、楽器と、声のハーモニーの中で表現して行き、

 

それが聴き手に伝わって初めて「歌っている」と言えます。

それを実現させるのは、並大抵のことではありません。

 

 

ボイストレーニングコラム「練習方法と練習時間のお話 前編」


歌うことは難しいことです。

ですが、「だから出来ない」ことでもないのです。

正しい努力を、正しい方向で続けて行けば、歌は必ず上達します

人の心に届く歌を歌える日が、必ず来ます。

 

 

「上手くならない!」と思ってしまう多くの方々は、ここの認識が誤っているのではないでしょうか。

歌は簡単なものなのに、こんなに努力しているのに、上手くならない。  

それは違います。

 

 

歌うことは難しいことです。

だからこそ、本当の意味で「歌えた」時に人の心を打つのであり、

人を救う力さえもあるのです。

 

 

「歌う」ためには、人並み以上の努力が必要です。

その途中には、歯を食いしばらねばならないこともあるでしょう。

 

でもだからこそ、達成した時の喜びは果てしないのではないでしょうか。

 

 


 

次回の、

「上達しない原因はここにある!練習時間と練習方法のお話 後編」

 

の中で、具体的な練習方法についてお話をしたいと思います。

 

リューズボーカル&ギタースクール
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